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06月25日-06号

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  1. 岡山市議会 1992-06-25
    06月25日-06号


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    平成 4年 6月定例会    平成4年6月定例岡山市議会    議 事 日 程  第6号       6月25日(木)午前10時開議第1 個人質問 甲第122号議案~甲第158号議案    …………………………………会議に付した事件 日程第1 個人質問      甲第122号議案~甲第158号議案(質疑・付託)    ─────────────出席議員(48人)        2番  華 房 美 衛君        4番  寺 田 和 子君        5番  近 藤   昭君        6番  藤 岡 康 博君        8番  小 川 晴 雄君        9番  貝 原 信三郎君        10番  奥 野 三四志君        11番  佐々木 清 巳君        13番  垣 下 文 正君        14番  堀 川   進君        15番  寺 田 明 生君        16番  則 武 伸一郎君        17番  高 津 利 明君        18番  井 村 嘉 久君        19番  羽 場 頼三郎君        20番  串 田   務君        21番  大 橋 英 雄君        22番  太 田   稔君        23番  鈴 木 邦 彦君        24番  土 肥 啓 利君        26番  梶 原 昌 一君        27番  有 井 靖 和君        28番  河 合 和 成君        29番  片 岡 五百樹君        30番  辻 野 喬 雄君        31番  田 畑 賢 司君        32番  崎 本 敏 子君        33番  藤 沢 和 弥君        34番  景 山 貢 明君        35番  高 木 悦 夫君        36番  伏 見 昇 男君        37番  宮 川 日 吉君        38番  磯 村   博君        40番  山 田 録二郎君        41番  脇 本 一 郎君        42番  亀 井   章君        43番  小 林   勉君        44番  吉 田 政 司君        45番  新 谷 盈 智君        46番  山 田   勇君        47番  福 原 弘 子君        48番  苦 水 重 徳君        49番  内 田 宏 哉君        50番  浅 野 卓 志君        51番  板 野 和 昭君        52番  小 橋 留 男君        53番  藤 原   貢君        54番  花 岡   薫君    …………………………………欠席議員(6人)        1番  定 政 猛 男君        3番  楠 木 忠 司君        7番  片 山   仁君        12番  石 原 奐 治君        25番  宮 武   博君        39番  川 田 敏 幸君    ─────────────説明のため出席した者   市     長  安 宅 敬 祐君   助     役  森 末   京君   助     役  高 島   進君   収  入  役  有 本   正君   総 務 局 長  槌 田 邦 夫君   財 政 局 長  加 藤 憲 幸君   民 生 局 長  藤 原 忠 男君   衛 生 局 長  芝 野 浩 和君   建 設 局 長  春 田   巌君   下 水 道 局 長  西 口 泰 夫君   西大寺支所 長  安 井 英 二君   参     与  山 本   宏君   参     与  菱 川 公 資君   参     与  角 田 貞 男君   参     与  佐々木 伍 平君  水  道  局   水道事業管理者  黒 田 智 昭君  消  防  局   消 防 局 長  加賀谷 益 治君  教育委員会   委     員  赤 枝 郁 郎君   委     員  藤 原 静 雄君   教  育  長  奥 山   桂君  選挙管理委員会   委     員  岡   八 夫君   事 務 局 長  江 尻   堅君  監 査 委 員   委     員  三 宅   襄君  農 業 委 員 会   会     長  小 若 敬 二君    ─────────────出席した議会事務局職員   局     長  中 川 和 彦君   次     長  中 村 清 司君   議 事 課 長  長 尾 栄二郎君   調 査 課 長  広 内 芳 宏君   議 事 課 主 幹  岡 田 登志男君   議 事 課 主 幹  斎 藤 泰 清君   記 録 係 長  最 相 初 音君   主     任  佐 藤   武君    午前10時13分開議 ○議長(花岡薫君) 皆さん御苦労でございます。 これより6月定例市議会第6日目の本会議を開きます。 ただいまの御出席は37名であります。    ───────────── ○議長(花岡薫君) 会議録署名議員に小川君,奥野君のお二人を指名いたします。    ───────────── ○議長(花岡薫君) 本日の議事日程は個人質問並びに甲第122号議案から甲第158号議案までの37件の議案についてであります。    ──────〇────── △日程第1 個人質問(甲第123号議案~甲第158号議案)    ───────────── ○議長(花岡薫君) 日程に入ります。 日程第1は個人質問並びに甲第122号議案平成4年度岡山市一般会計補正予算(第2号)について以下37件の議案についてであります。 これらを一括上程し,個人質問を行います。 それでは,順序に従いまして片岡君。   〔29番片岡五百樹君登壇,拍手〕 ◆29番(片岡五百樹君) 個人質疑最終日でございます。よろしくお願いいたします。 傍聴者の皆さん,御苦労さまです。 まず初めに,先般市議会欧州諸国視察団の一員として訪欧する機会を賜りましたことにお礼と感謝申し上げます。本市とプロブディフ市の姉妹都市縁組20周年記念友好訪問,ごみ問題,市民農園,老人ホームの調査のほか,ギリシャ,ローマなどの古代からの神殿,宮殿等の壮大な文化遺産と各都市の伝統的で芸術性豊かな建造物や都市づくり,公園,道路,市民生活の実情など,7カ国9都市を見聞し,百聞は一見にしかずの感がしました。特に,一昨年以来のマスコミ報道のはんらんした東欧の実態をブルガリアハンガリーで確かめたいという思いもありました。両国とも現在わずか人口1,000万人前後ほどのいわば小国で,中でもブルガリアは農業国で,政変後の政権は基盤が弱く,政策の試行錯誤の段階で不安定と通訳が語っておりました。 しかし,日本で宣伝されたほどのこともなく,プロブディフ市市長や議長招待の歓迎懇親会も和やかに行われ,市内の案内,土産物も物価が10倍上がったとはいえ,まだ日本の10分の1と,非常に為替レートの関係か安いという感じを持ちました。 ハンガリーのブタペストは,夜景もイルミネーションが美しい伝統的な古都で,建造物も前大戦後も復旧されており,政変があったとも感じないほどで,街頭で民族舞踊や音楽演奏などがされ,落ち着いた町の風情でございました。ただ,西側諸国や日本人などの観光客も多く,土産物の刺しゅうはハンドメードで質もよいためか値段も高いと思いました。 また,過去において古代からヨーロッパ大陸全体が封建王制,専制権力のもとで多民族侵略の戦争と支配が近代まで繰り返されてきた歴史があるだけに,現代のソ連の犯した大国的覇権主義の誤りの克服,今世紀の課題である民族自決権を確保し,人民のための民主主義政治を確立することができるかどうか,他国資本主義の市場と収奪のえじきにならない政権の確立が当面の重要課題という思いがしました。 そのほか,イタリア,フランスも失業者や犯罪,物価,ごみ,自動車のはんらんと難問も多く,資本主義万歳と言える状況ではないと感じました。 また,日本との比較では,大陸と島国,狩猟民族農耕民族の違いが歴史や文化,いろんな面にあるというふうに感じたわけであります。 さて,感想はこのぐらいにして,詳しくは私はビデオカメラで約7時間撮ってまいりましたので,またの機会にし,本論に入りたいと思います。 第1,平和行政施策についてであります。 今世界は一つの大きな転換期にあります。いわゆる冷戦は終結をし,ソ連を中心にした軍事同盟ワルシャワ条約機構は一方的に解体をしました。日本共産党が一貫して主張してきました軍事同盟の解体,核兵器の廃絶は世界の世論となりつつあります。既にフィリピンでは,米軍空軍基地撤廃を国会が決議をしました。この世界の変化の中で,日本は今こそ日米の軍事同盟である日米安全保障条約をなくし,憲法第9条の戦力不保持,国際紛争への軍事的関与の禁止の平和の道に従って堂々と進むべきではないでしょうか。これこそ戦前の苦い私自身の旧満州などでの生活体験の教訓でもあります。 しかし,自民党政府は,他の政党の協力を得てPKO法案をやみくもに国会を通したとして,自衛隊を海外に派遣し,米軍のもとでの軍事行動を国際貢献だとする憲法に反する方向に日本を進ませようといたしております。 我が党は,あの戦前,国民は何の自由も権利もない時代,戦争反対と言えば危険思想と言われた時代,政治犯として迫害と拷問を多くの先輩が受け,殺害をされた中でも,戦争に反対をし,君主制を廃止し,主権在民,民主主義,国民の生きる自由と権利を主張し,戦い抜いてきた唯一の政党としての歴史を歩んできたところでございます。 さてそこで質問のその1は,自民党政府が成立したというPKO法案について,政治家安宅敬祐の立場からの御所見をお聞かせください。 その2,また戦前の日本は天皇制護持,東洋平和のためと言い,海外へ経済進出をし,その権益保護のためアジア諸国への侵略戦争をしてまいりました。その精神的支柱としての皇国史観,靖国神社や護国神社を今日でも政治的に利用しております。しかし,戦後のドイツはナチズム,ヒトラー批判を今も厳しく追及をいたしております。これこそ戦後の日本の保守政治と格段の相違があります。過去の反省と平和との関連で市長はどういうお考えをお持ちでしょうか。 その3,我が国はつい1945年以前の戦前は,戦争反対,平和とすら自由に物が言えない,個人の人権もない,5銭のはがき1枚で天皇のため,戦場で命を捨てなければならない現人神の天皇制の独裁の国でありました。そのため,アジアと世界の国と人民に大変な被害を与え,今もその深い傷跡を残し,その賠償もしてない,平和条約も結んでいない国もあります。このような過去を忘れてしまったような政府と責任政党に海外の国々では不安の声があります。友好都市交流や縁組を進めるためには,戦争加害国,加害国民としての過去の侵略戦争の反省や正しい日本の歴史を伝えていくことが必要です。市長の御所見をお聞かせください。 その4,ヨーロッパの都市は過去の時代,歴史をあらわす記念碑や遺産を多く残し,学んでおります。我が市議団がこれまでたびたび提言をしてまいりました戦争の惨禍を伝える戦争歴史資料館平和都市宣言,岡山平和の日の記念碑など,政治の基本である平和行政をもっと積極的に進めていかなければならないと思います。市長の平和施策についてのお考えをお示しください。 第2の質問は,岡南大橋開通後の道路網整備についてであります。 岡南大橋は本年10月に開通が予定され,建設工事は順調に進んでおります。しかし,開通後の幹線道路は市場前までで行きどまりです。約200億円の多額の工事費を投入しながら,しかも有料道路でもありますので,道路網の整備がされなければ利用効果も上がりません。 そこで質問の1は,本市の外環状の重要な一部である岡南幹線の今後の事業計画建設見通しについて御明示ください。 その2,幹線道路が整備されるまでの間,暫定的な道路網の誘導と整備はされるのでしょうか。 その3,福成,福田,泉田,国道2号線にスムーズに自動車を流すためにも,旧臨港鉄道跡地の未策定利用計画の早期確定と事業化をすべきと思いますが,その計画はどうでしょうか。 その4,ふれあいセンターへの福祉無料バスや路線バスの運行はこの橋を通行さすように計画をされておるのでしょうか。 第3の質問は,神社に市有地を37年間も無償貸与している問題についてであります。 先日のH新聞の報道によれば,岡山市市有地1万6,800平方メートルを無償で37年間も護国神社に貸していたとのことであります。 そこで質問のその1は,このことは憲法の政教分離の原則に反する重大な事件であり,その事実と責任の所在,交渉経過を明らかにしていただきたいと思います。 その2,発生時点にさかのぼって問題の正当な解決がされなければなりませんが,当局の解決策を明示してください。 その3,昨年2月議会で,私は郡財産区基金825万円を町内会にゲートボール場用地取得補助金として交付支出したものが宗教法人八幡若宮宮名義の保存登記をされておる問題を指摘をし,改善を求めました。当時財政局長は,よく確認してなかったことを反省をし,早期に町内会名義の登記にするよう指導するとの答弁でありましたが,その後登記は変更されておるのでしょうか。町内会名義にはっきりなっておるのでしょうか。 第4の質問は,雨季の災害防止対策についてであります。 一昨年の9月の集中豪雨で,津高支所管内では死者や家屋倒壊,道路や田畑の破壊など多数出すという土石流事故がありましたことはまだ私たちの記憶に生々しいものがあります。ことしの梅雨季は4月によく雨が降ったためか,今のところ大したこともないかもしれません。しかし,安心はできないのであります。集中豪雨型の梅雨になるかもしれません。 そこで質問のその1ですが,一昨年の事故の後,特別の対策をとって災害危険箇所の総点検と防止策がされていると思いますが,万全でございましょうか。 その2,市内宮浦のK工務店の山土採取後の原状回復状況は,産業廃棄物の捨て場で,しかももとの状況より高く積み上げているなど,多くの問題があります。すぐ隣接地には四,五十戸の民家があります。土石流の危険があると私は思っておりますし,町内の人々も大変心配をされておりますが,これは大丈夫でございましょうか。 第5の質問は,藤田都地区の大型重機修理工場開発問題についてであります。 農振地域であった藤田1172の1の一部の田が本年2月に農振解除になっております。解除理由は,H商会が自動車と農機具の修理工場を建設をするためとされております。しかし,その後隣接の興陽団地の住民とH社長との交渉で,社長は1172の10,1172の11,1172の12の田まで無許可で自動車の修理と販売及び三井造船の大型重機の修理をする計画であり,主な事業内容大型重機の修理だというふうに述べております。 また,事前に何の申請も許可もとらず,既に大型重機3台も持ち込み,田にぬめり込ますなど不法行為を行っております。これは最近撤去をいたしております。 また,玉野市などでも不当行為や問題が多いという,そういう事実もあるというふうに人からも聞いております。そのため,団地住民,農家はもちろん,都連合町内会長以下学区挙げて既に全住民の署名をとって市長に陳情し,用水汚染,騒音,振動,排気ガス,軟弱地盤のため家屋被害,道路の破壊や老人や子供の通行の危険などを理由に,絶対反対と住民運動を進めておられるわけであります。 そこで質問のその1は,なぜ大型重機修理工場で農振解除ができるのでしょうか。申請内容がうその場合取り消しをすべきではないかと思いますが,どうでしょうか。 その2,この農振解除申請を受けての調査と審査状況,解除面積,条件や制限,規制範囲などお示しください。 また,住民に約束した反対意見の調査や今後の対応を御明示いただきたいと思います。 その3,もし今後開発申請農地転用許可申請が提出されたときの審査やその条件などお示しいただきたいと思います。 その4,また住民の反対にかかわらず,市当局が許可判断をするのならば,申請違反が出ない保証と,もし出たときの対応とその責任,また被害が発生したときの行政補償責任をとらなければならないと思いますが,どうでしょうか。その点についてもはっきりと明確な御答弁をいただきたいと思います。 以上で終わります。(拍手) ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。   〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 片岡議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 まず最初は,平和行政施策につきましての一連のお尋ねでございますが,PKO法につきましての政治家としての立場からの考えということでございます。 今日我が国は平和と繁栄を享受し,国際的な影響力を持つに至りましたが,国際社会における我が国の果たす役割には大きな期待が寄せられております。我が国はこれまで経済協力を中心とした国際貢献を行ってきたところでありますが,今後はその充実に加え,地球社会の繁栄の前提となる国際平和安定のための幅広い分野での国際貢献の新たな展開が求められております。今国会でもさまざまな議論の末に国連平和維持活動PKO協力法が成立したところでありますが,この法律の実際の運用に当たりましては,国際的にも国民的にも信頼が得られるような形で運用されていく必要があると考えております。 次に,過去を反省し,正しい日本の歴史を伝えていく必要があるということについてのお尋ねでございますが,我が国は第2次世界大戦後の混乱の中から,国家再建の道を歩み,国民一人一人の不断の努力のおかげで,平和国家として今日のような繁栄と発展を遂げてまいりました。世界各国との資源,技術,人などの活発な交流によって成り立つ我が国においては,将来に向けても過去の歴史を踏まえる中で,平和文化国家としてその役割を果たすべく国際平和と国際協調の実現に向けて努力していかなければならないと考えております。 このような観点から,過去において不幸な歴史的事実があったことを正しく伝え,反省することによって世界各国から平和国家としての信頼を得ることが非常に大切なことであると考えております。 次に,岡山市の平和施策についてのお尋ねでございますが,平和行政につきましては御承知のとおり行政全般にわたって平和な社会の実現に向かって努力しているところでございます。御指摘の点につきましても,昭和60年の平和都市宣言や6月29日を平和の日として制定する中で,その精神が市民一人一人に根づくよう講演会や写真展などを開催するとともに,本年から新たに青少年を対象に平和への願いをつづる平和啓発感想文を募集して,その意識高揚を図ろうと努めているところでございます。一層の御理解と御協力をお願いする次第でございます。 次に,岡南大橋開通後の道路網整備についてのお尋ねでございますが,岡南線の事業化につきましては,従来より国,県に対し重点要望路線として整備促進を要望するとともに,事業化に備え準備を進めておりますが,岡南線のルートの一部が未決定であるとともに,多額な事業費に対する財源などの問題が残されております。岡南大橋が開通されますと,県で計画されておりますスカイパークの計画とも相まって整備の必要性はますます高まるものと考えております。 先般県知事にお会いし,岡南線等事業促進について要請を行ってまいりましたが,今後さらに国県とも十分に協議調整し,岡南線のルート決定事業採択に向けて強力に取り組んでまいりたいと考えております。 また,当面の道路網の整備についてのお尋ねでございますが,旭川南部地域の東西を結ぶ岡南大橋の開通により,地域の利便性は大きく向上し,岡南地区の交通量も増加することと思われますが,岡南大橋は2車線の有料道路による開通となりますので,地域への急激な交通量の増大はまだ低いものと考えております。したがいまして,岡南地区においては現状の道路網により対応し,開通後の交通の流れを見守ってまいりたいと考えております。 なお,その他の御質問につきましては,担当助役並びに担当局長,参与から順次御答弁さしていただきます。 ◎助役(高島進君) 藤田都の開発問題につきましてお答え申し上げます。 本件につきましては,農機具,自動車の修理工場を目的として農用地区域除外の申し出がなされたことから,県及び関係部局と協議の上,農用地区域集団性等優良農用地の保全を図る上で支障がないという判断のもとに2,000平方メートルを農用地区域から除外したものでございます。 所要の法手続を経て行った農用地区域の変更は,農振法上問題はなく,また農用地区域を外れた土地は原則として農振法に基づく規制の対象とはなりませんが,今後の開発におきましては農地転用,あるいは開発許可等の法令に基づきまして関係部局から適切に指導していきたいと考えております。 なお,開発に当たって周辺に被害を及ぼさないよう配慮すべきことは当然のことでございますが,万一被害等が生じた場合には,原因者において責任を負うことが基本となります。また,この場合でも,市といたしましてもできる限りの行政指導を行ってまいりたいと考えております。 ◎総務局長(槌田邦夫君) 雨季の災害防止対策について,一昨年の事故後災害危険箇所の総点検と防止策がなされていると思うが,万全かというお尋ねでございます。 一昨年の津高地区で発生したがけ崩れは近年にない大災害で,とうとい人命が失われたことはまことに残念であります。3名の犠牲者を出した横井上の小幸田地区の災害復旧防止対策につきましては,県施行により団地のり面復旧工事を昨年12月に完成し,岡山市では関連する水路の整備を継続事業で実施しております。 また,2名の犠牲者を出した横井上の猿場地区災害復旧防止対策につきましては,昨年8月に市施行により堰堤工事が完了いたしております。 また,今年度の災害警戒箇所の総点検につきましては,関係部局で4月中に実施した結果,要警戒箇所はがけ地が28所,ため池が15カ所となっております。これから雨季を控えての災害防止対策としましては,広報紙等を通じて市民への啓発を行い,民有の急傾斜地では急傾斜地崩壊対策事業を導入するよう,県及び地元関係者と十分な協議調整をいたしており,国,県,市が管理する急傾斜地につきましては,それぞれの管理者において万全な予防対策を講じております。 また,ため池については,危険ため池の改良工事等応急的な修繕を行い,災害防止に努めているところであります。 以上でございます。 ◎財政局長(加藤憲幸君) 神社の市有地を37年間無償で貸与している問題についてでございますが,昭和15年当時,岡山県護国神社の造営,社域拡張のため,拡張地域内にありました奥市の市有墓地を廃止し,平井地内の国有地を市が借り受け,墓地とするための費用は護国神社側が負担することによって移転,改葬されました。これを条件として,奥市の市有墓地の跡地の貸し付けをしたものでございまして,これは昭和16年2月4日甲第9号議案で議決されたものでございます。 その後,昭和30年5月,国に対し国有財産法第22条に基づく無償貸し付け申請を行い,平井地内の国有地について市が無償で借りられることとなったため,借地料相当額をもって貸付料とした神社側との契約により貸付料は徴収しておらず,結果として政教分離の原則に照らし疑義を生じ得る状態になったものでございます。 このように古い歴史もあり,長い期間の経緯もあることながら,憲法の政教分離の原則に従い慎重に検討を加え,早急に解決すべく関係者と協議を進めているところでございます。 次に,郡町内会所有地宗教法人名義で所有権保存登記していることについてその後登記はどうなっているかとのことでございますが,昨年4月地方自治法の一部が改正され,町内会等の団体に法人格を付与する道を開く制度が創設され,これらの団体名義で不動産の登記ができることにより,現在郡町内会では地方自治法の規定に基づく認可地縁団体の法人格を取得するため,規約の整備等,申請に必要な書類の準備を進めており,早い時期に認可申請を行い,認可になり次第速やかに町内会名義に戻すよう指導しているところでございます。 ◎建設局長(春田巌君) 臨港鉄道跡地の未策定利用計画の早期確定と事業化の計画はどのようになっておるのかというお尋ねでございます。 臨港鉄道跡地のうち県道浦安・豊成線から都市計画道路洲崎・築港栄町線の区間1.3キロにつきましては,一般道路または緑道としての整備要望があり,現在整備計画については決定までに至っておりません。今後両案を組み合わせた道路整備の方法についても検討を行い,早い時期に決定したいと考えております。 なお,国道30号線から県道浦安・豊成線の区間2.1キロは,平成2年度から市道泉田・福成線として整備を進めております。完成までにはあと数年を要する状況でございます。今後事業施行中の区間の早期完成に努めるとともに,未決定区間の整備方針を定め,早い時期に事業化するよう努めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ◎参与(菱川公資君) 岡南大橋開通後に路線バスの計画があるかということでございますが,新規バス路線を設ける場合,運行計画,あるいは需要予測等を勘案をいたしまして,路線申請がなされますが,現在そのような路線の新設について具体的な路線申請は出されていないというふうに聞いております。 ◎参与(佐々木伍平君) 岡南大橋開通後の道路整備についてのうち,ふれあいセンターへの福祉無料バスの運行はそこの橋を通す計画かということでございますが,ふれあいセンターを利用しやすい施設とするため,利用者の交通手段を確保することは重要な課題でございます。このため,現在専用福祉バスや各種事業用車両の運行経路,運行時間等,運行計画について総合的に検討をしているところでございますので,御理解を賜りたいと存じます。 ◎参与(角田貞男君) 2点にわたりまして御答弁さしていただきます。 まず,雨季の災害防止対策に関しまして,市内宮浦地区土採取後の原状回復状況はというお尋ねでございます。 御指摘の土採取後の災害防止対策につきましては,平成2年8月29日にK工務店と地元町内会並びに地元土木委員の3者によります宮浦地区における土採取場の防災等に関する協定書が結ばれておるところでございます。現地におきましても,地元協議に基づきまして防災工事のコンクリート土どめ擁壁も設置をされ,公害防止にかかわる処置も行われているところでございます。 土採取後の土地に産業廃棄物と見られますコンクリート片が多量に見受けられますので,今後産業廃棄物処理の観点から関係機関並びにK工務店に対しまして善処するべく強く要望してまいりたいと考えているところでございます。 次に,藤田都の大型重機修理工場開発問題に関連いたしまして,もし開発申請が提出された場合の対応はというお尋ねでございます。 道路運送車両法第77条に規定する自動車分解整備事業を営む認定工場であります自動車修理工場の建築のための開発行為は,都市計画法第34条第1号に該当いたしますので,市街化調整区域内でも許可されるものでございます。しかし,この開発行為には規模制限が加えられておりまして,敷地面積は500平方メートル以下,建物面積は250平方メートル以下に制限をされているところでございます。 以上でございます。 ◎農業委員会会長(小若敬二君) 藤田都の大型重機修理工場開発問題の中のお尋ねの,もし今後開発申請農地転用許可申請が提出されたときの審査,条件などというお尋ねにお答えをいたします。 御指摘の事案につきましては,農地転用申請は出ておりませんが,申請がなされた場合,当委員会といたしましては,農地転用基準及び市街化調整区域における農地転用許可基準に基づきまして申請目的,計画等を十分に審査検討をいたしまして,当委員会の意見を付して知事に進達をいたします。 以上でございます。   〔29番片岡五百樹君登壇〕 ◆29番(片岡五百樹君) 再質問をさせていただきます。 まず第1は,平和問題についてであります。 先ほど市長は,経済大国であり,他からの期待が寄せられておるので,今後PKO法は信頼が得られるように運用する必要があるというような答弁でございました。しかし,私はですね,日本の憲法はもう先ほど申し上げましたように,紛争の地とはいえ,そこへですね,介入するということは許されてないわけです。他国への自衛隊の派遣は許されてないということはもう明確なんですね。もともとパンと大砲というのは両立しないということは,もうこれはソ連の崩壊で明らかであり,また既にアメリカもですね,もう大変な経済困難に至っておると。軍事費がもう民生を圧迫しておるというのは明らかなんですね。日本といえども,今軍事費をどんどん世界第3位でふやしておるというふうに言われておるわけですが,日本の国は経済的には今大国だと言われておりますが,資源がない,しかもですね,いろんな条件から見ていつまでも今のような状態が続くというふうには考えられないわけです。もし戦争になればですね,また戦前のような大変な事態になるということは明らかなんですね。 ですから,これはもう絶対ですね,日本は平和を守ると,平和憲法に従って,そのことをですね,全世界に主張し,その立場で私が言いましたような軍事同盟の解体やそれから核兵器の廃絶,これを進めていくということをですね,やはり重点として世界に貢献するというのが重要な憲法の精神だと思うんです。そういうためにも,市長が言われたように,PKOは平和のために何か貢献するような言い方をされますが,そういうもんでないということをですね,明らかにしなければね,国民はもう迷わされて,結局また戦前のような政治へ逆戻りするというように私は思います。そういう点でぜひとももっともっと平和施策を国に対しても主張しですね,また市当局としてもやっていくということが必要だと思います。その点について明確なですね,市長の考え方を示していただきたい。青少年に作文を募集して啓発するようなことを言われますがですね,その程度のことではまだまだ足らないと。今までそれなりに努力をされてきたと,これは前市長時代から私たちが平和都市宣言やそれから平和の日の制定は主張してですね,前へ進めてきたわけですが,もっと行政が積極的にですね,対応していくということが必要だと思うんです。そのことをぜひともお願いして,平和こそ福祉というふうに,沖縄の大田県知事は言われてましたけどね,まさにそのとおりなんで,平和なくして福祉や私たちの暮らしはないというふうに思います。 そういう点でぜひとも市長はもっと積極的な平和施策を,市長自身の施策をですね示していただくように再答弁をお願いします。 それから,岡南大橋について,よろしい,これは。 神社問題ですが,先ほど何か経過的にはもうやむを得んのじゃいうような答弁であったんですが,しかし戦後はですね,憲法は厳然として政教分離を明記をしとりますね。しかも,その憲法の明記にもかかわらず37年間も放置をしておったと。この問題はいつですね,こういうことが明らかにされておるのか。37年間も何もしないでほっておいたのか。また,今後解決のめど,時期,これは立つのかどうか。 私は,恐らくね,護国神社は昔,戦前のですね,要するに国が国家護持,皇国史観のもとにやった施策ですからね,本当に神社としてのね,宗教法人としての形態はとってない。形態をとってないいうか,実質がないんです。ですから,お金を何か相当1億円以上2億円近い金が要るというように言われとんですが,その金がどっから出るかいうのは,恐らく未確定,全然見通しがないわけです。ですからね,恐らくなかなか解決しないと思うんです。ですから,簡単に言えば,私はね,もとの市有地,1万6,800平方メートルを返してもらえばいいと思うんです,返してもらえば。それしか方法はないんじゃないか。そのために強力な交渉をしないとね,この問題は解決しないと思うんです。その点について御所見をはっきりですね答弁いただきたい。 それから,郡の問題。これもですね,早期に解決すると言って,実はもう1年がたちました。今なお指導しとると言うんですが,私が聞いた範囲ではね,またごまかしをされようとしとるわけです。ゲートボール場のための交付金,補助金がですね,それが今度は消されるような運命にあるんではないかというように思うんです。そういう点で,そういうことのないように,本当にですね,ゲートボール場がきちっとですね,確保されて,しかもそれが町内会名義になるようにですねできるんかどうか,この点について明確な御答弁をいただきたい。 それから,都の大型重機の問題ですが,先ほどの農振解除の答弁で,2,000平米の解除したというんですが,なぜ2,000平米もしたのか。開発,農機具と自動車であれば,先ほどの答弁ではですね,規制があって500平米とそれから建物は250平米以下というふうになっとんですね。何ゆえに2,000平米もしたのか,これがはっきりしないんです。しかもですね,既に売買契約はされておって,しかもそれもですね,もとの地主から転売されておると。もうこれは明らかに農地法違反なんです。そういうですね,本当に不可解なやり方がされておるわけですから,これはもう今ですらもう完全な法律違反をやっておられるわけですから,これこそ認めないで,もとに返すべきだと。十分市当局が調査をしてなかった,その責任を明確にしていただきたいというふうに私は思うんです。 ですから,もとへ返して,本当に住民が不安を持たないようなことにするのが,市長は住民本位のまちづくりをするというふうに言われておるわけですから,法に照らしても誤ったことをやっておるこの行為についてははっきりですね,もとへ返して,はっきりそういう補償されるものがあるかどうかをきちっとですね,調査検討した結果,許可すべきであるというふうに思うんです。もともと今までですね,農振解除は自動車だとか農機具の申請じゃいうたら,無制限にどっとどっともう何ぼでもやっておったと。それがええかげんなことにされておったいうのが過去のいろんな事実がたくさんあって,いろいろ考えんといかんということになっておるわけですけど,またしてもそれを繰り返すようなですね,ことをやっておるわけですから,これはもうぜひもとへ返すということをお願いしたいと思います。 行政としてもどうしても許可するんであれば,先ほど言いましたようにね,ちゃんとした行政としての補償が要ると思うんです。原因者が補償するというような問題じゃないと思うんですね。行政の責任も明確ですから,もし裁判になれば行政も相手にされますから,ですからその点はっきりした御答弁いただきたいというふうに思います。 以上です。 ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。   〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 片岡議員の再質問に対しまして御答弁申し上げます。 平和施策につきましてですが,我が国の置かれている立場からいたしましても,国際平和安定のための幅広い分野での国際貢献の新たな展開が求められているところでございます。 地方公共団体の施策としても,もっと積極的な施策をということでございますが,私どもとしましても平和のとうとさを一人一人の市民に訴えていくということがまず何よりも大切でございますが,またこうした国際化が進展する中で,市民一人一人がいろいろな外国の方々と相互理解を深めるということが,ひいては国際平和にも貢献するという意味で,今後とも国際交流をさらに活発に進めていく。そういう意味では,現在の姉妹都市縁組を通じた国際交流とか,このたび国際交流サロン,友好交友サロンを開設いたしましたが,そういったいろいろな機会を通じて国際交流を進め,ひいては市民の国際理解をさらに深めると,そのことを通じて今後とも市民一人一人が平和に貢献していくような施策を積極的に推進してまいりたいと存じております。
    ◎助役(高島進君) 藤田都の問題につきましてお答え申し上げます。 まず,なぜ2,000平方メートルもの面積を農用地区域から除外したのかということでございますが,この農用地区域から除外いたしました面積につきましては,県及び農業委員会と協議の上で都市計画法に基づく開発許可の対象となる部分を含めて必要とされる面積を除外したものでございます。 この部分を農用地区域に戻すことはできないのかという御質問でございますが,本件に係る土地につきましては,農業振興地域制度上必ずしも将来にわたり保全しなければならない優良農地であるとは言えないという判断のもとに農用地区域から除外したものでござまして,農用地区域への再編には妥当ではないと考えております。 ◎財政局長(加藤憲幸君) 交渉経過,あるいはその後どうするんだということでございますが,毎年国,いわゆる営林署でございますが,及び護国神社側と有償払い下げ等鋭意協議を進めてまいっておるところでございますが,先ほど申し上げましたとおり,古い歴史もあり,また長い期間の経緯もありまして,交渉は難航をいたしております。 護国神社といたしましても,市が国有地の払い下げを受ける場合の費用を負担する考えには変わりはありませんが,資金負担能力が大きな問題で現在まで至っておるところでございます。 それから,市が補助として支出した金で購入した土地を宗教法人名義で保存登記をしているのは問題ではないかということでございますが,平成3年2月の定例市議会で前財政局長が答弁申し上げておりますが,ゲートボール場用地として購入した土地を懸案でありました公会堂敷地として交換いたしております。したがいまして,現在では町内会所有地は公会堂敷地ということになります。所有権は郡町内会にあることは文書による確認を行っております。現在郡町内会では認可地縁団体の法人格を取得するため準備を進めており,早い機会に認可申請を行い,認可になり次第速やかに町内会名義に変更するよう指導しておるところでございます。 以上でございます。   〔29番片岡五百樹君登壇〕 ◆29番(片岡五百樹君) 時間がございませんので2点に絞って再々質問をいたします。 まず藤田の問題ですが,農振の地域にはもうならないと,妥当でないというような答弁でございましたが,何でそうなんですか。もともと農地で現在も農地なんです。もとの所有者が荒らしておったというのはもうあれは問題ですけどね,農地であるし,その藤田はですね,農振地域ですよ,ずっと。そういう考えでやったらですね,もうどこでももう解除できると,問題ない,どこでもする。だからね,もともとね,一番最初のね,ボタンをきちっとしないと,後ね,ずるずるっといったらね,住民に迷惑かけるんですよ。そのとき市がはっきり補償するんか言うたら,この点についてははっきり答弁がないんですよ。そういう,行政の責任というのはあるんだから,それをはっきりですね,行政の責任もとるというふうにはっきり言われるんならばいいですよ。ところが,行政は要するに責任はとらんというんでは困ると思うんです。 だからその点について,行政がどう責任をとるのか。また,何のためにね,そういうような判断をするのか,戻すのが妥当でないと判断したのか,その点はっきりしてください。 それから,郡の問題ですが,これはね,公会堂用地として名義かえとる言うんです。公会堂はもともと町民のもんなんです。町民のもんだから町民にもともとしないといけないのをね,すりかえてしまって,ゲートボール場を公会堂にすりかえて,ゲートボール場はもう完全にお宮さんにあげるということになるんです。こんなでたらめがありますか。買うたゲートボール場をね,お宮さんにあげてしまって,もともとの土地をもらったんじゃあ言うて,もともとの公会堂の用地はですね,町民のものじゃないですか。ええかげんなすりかえをするから問題なんですよ。こういうようなごまかしにならないように。補助金目的であるゲートボール場の用地をきちっと確保してください。そうしないとね,おかしいですよ。交付金の目的が達せられてない。そのことを特にきちっと御答弁いただきたい。 以上でほんならもう終わります。 ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。 ◎助役(高島進君) 藤田都に関します再々質問にお答え申し上げます。 当該土地につきましては,将来にわたり優良農地として保全しなければならないというところには該当しないという判断をもとに農用地区域から除外したものでございます。 仮に周辺に被害が生じた場合の行政の責任ということでございますが,まずこの農振法上の運用につきましては,所定の法手続を経て行ったものでございまして,直ちに行政の方の責任というものにはならないと存じておりますけれども,もちろん被害が起きるようなことがあってはなりません。そういった意味で今後農地転用,あるいは開発許可等の手続におきまして適切な指導をしていきたいと考えております。 ◎財政局長(加藤憲幸君) ゲートボール場を保存登記していないということの質問でございますけども,一応ゲートボール場としては引き続き町民が当然使用するという形になっております。 郡町内会といたしましては,当初公会堂敷地ということで取得したいということで考えておったということのように聞いておりますし,それをゲートボール用地として一応申請はしましたけれども,現実問題として公会堂敷地としての方に振りかえさしていただいたということでございます。 ○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして近藤君。   〔5番近藤昭君登壇,拍手〕 ◆5番(近藤昭君) 大変連日の御審議御苦労さまでございます。 通告の順序に従いまして4点今回の定例議会では質問を行いますが,まず第1点目の新たな戦前,自衛隊の海外派兵についての項をお尋ねを申し上げます。 一昨日6月23日,厚生省政令特別管理廃棄物が閣議決定されたとおり,今やごみ,環境問題は財界,企業の利益代弁者である政府自民党でさえ重い腰を上げざるを得ず,政治,経済,社会全般にわたる総力戦,ごみ戦争の本格的突入を明らかにしています。 また,1960年代から始まった高度経済成長政策のツケは,一方でごみ戦争の開始とともに水俣,森永砒素ミルク中毒事件など深刻な社会,政治問題を引き起こすなど,公害日本,公害先進国の名をほしいままに世界にとどろかせました。パラドックス,逆説的に言えば,それだけ公害ノーハウを日本の企業や省庁は蓄積している悲しい現実もあり,将来予想される公害後進国へ反面教師として国際協力できる十分な力量を備えていることも確かであります。したがって,こうした分野での非軍事,文民,民生での国際貢献,国際協力に努力するべきであり,そうすればアジア太平洋諸国の,とりわけてカンボジアにおいてもなおもろ手を挙げての賛成と多くの県民,市民の支持を得られたのに違いないと思わざるを得ません。 さて,1945年の敗戦から戦後47年間が経過をいたしました。約半世紀の中で2つの6月15日が死にました。1つは,60年安保の6月15日,国会前で国家権力によって虐殺された東大生樺美智子さんの死であり,2つ目は,本年の6月15日に総体的多数に立脚するドグマによって圧殺された戦後民主主義と平和憲法の理念でありました。 問題は,武装した常備軍自衛隊の本質は紛れもない軍隊であること,そしてその軍隊が海外へ行くのは海外出兵,海外派兵にほかならないこと。まず,そのことをしっかりと押さえ,事実を事実として明らかにしなければなりません。さらに,その事実はやがて徴兵制から憲法改悪へとつながり,再び暗黒と反動の戦前,戦争とファシズムの時代に突入することは必至ではありませんか。そして,戦争は一人一人の豊かさと潤いが失われ,またゆとりを日々の生活の中で実感できず,多様な価値観が尊重されなくなり,画一的な価値観が押しつけられるなどの時代背景が強制されることも歴史が証明をしています。 そこで質問に入ります。 まず,市長提案理由説明の初めに,市民一人一人が豊かさと潤い,そしてゆとりを日々の生活の中で実感でき,多様な価値観が尊重される生活が求められるようになってきており,と述べられ,住んでよかったと言われる岡山市をつくることがグリーンライフ岡山の創造なのだと説明をされました。したがって市長,市長のおっしゃるグリーンライフ岡山の創造は,まず何をおいても平和でなければ市長の理念の実現は難しいと思いますが,いかがでございましょうか,お答えをいただきたいと思います。 第2点目,ごみ問題についてであります。 ごみ非常事態宣言下,多くの清掃現場で働く職員が行政サービスの維持向上に向けて昼夜を分かたず住民接点の前線で働いています。 さて,粗大ごみ収集車の爆発,火災事故の多発についてお伺いをいたします。 推定される火災原因は,石油ストーブ,二輪バイク,家庭用ガスボンベ,塗料及びシンナー類などが挙げられますが,石油ストーブを除いてはいずれも通年的にステーションに出される種類,器材であり,爆発炎上に伴う身の危険性と相まって,極めて深刻な状況にあります。 ちなみに爆発炎上した5月を中心に調べてみますと,4月29日平井地内,5月20日福富東,5月22日南輝,5月28日足守,6月2日野田地内と相次いでいます。いずれも初期消火活動により大事に至らなかったものの,直接的な車両改善にかかる諸経費よりも間接的にかかった消防車,消防職員の出動や,粗大ごみ事業所職員,周辺住民の協力など,目に見えない諸経費は直接経費よりもはるかに多額であることは言をまちません。 さらに,5月中の粗大危険物集計によりますと,収集されたプロパンガスボンベは29本,消火器は50本,ガソリンを含む廃油は276リッター,1升瓶153本,シンナーを含む塗料は68リットル,1升瓶が38本に上がりました。 現場で働く関係者の声は,いずれも危険極まりないが仕事だから出ていくけれども,具体的な安全策,解決策もめどすら立っていない。早く安心して仕事ができる作業環境をつくってほしいと切実な声が出されています。一番の解決法は,危険なところには出ていかないのが前提でありますが,粗大ごみを残すこともできず,途方に暮れているのが現状ですと深刻な面持ちで語られておられました。 そこでお尋ねをいたします。 1,粗大ごみ収集時,石油ストーブ,廃油など危険物を発見したとき,収集をして帰ればいいのか,そのまま残して帰ればいいのか,お聞かせをいただきたいと思います。 2番目,現行の市民教宣が不十分であることも粗大収集車両の爆発火災の原因の一つであると思われています。したがって,市民が分別が徹底をされていないことを理由に,混合で出すことが大きな原因の一つでもあります。このことの当局の責任をどうお考えなのかお聞かせいただきたいと思います。 3点目,市民広報,PRについて,現場の職員の意見を聞いてPR文を作成されたのかどうか,お尋ねをいたします。 4点目,早急に粗大ごみ危険物収集基本計画要綱を作成し,市民,職員関係者に明らかにするべきだと思いますが,見解を尋ねたいと思います。 5点目,当面危険物収集車を粗大パッカー車に連動させ,作業の安全性を図る以外にはないと思いますがいかがでございましょうか,お尋ねをいたします。ともあれ困難なこともあろうと思いますが,事は人身事故につながる重大かつ緊急な課題ですので,明快な答弁を求めます。 3点目,女性消防局職員の採用についてお伺いをいたします。さきの2月定例議会に引き続き,消防職員の女性採用についてお尋ねをいたします。 現在の岡山市消防局は4署10出張所であり,人員も局長以下477名を数えていますが,そのすべてが男性職員のみであります。2月定例議会での質問に当局は,お年寄りやクラブでの防火指導などでソフトさを含め好評を得ている。女性消防職員の必要性は十分認識をしている。しかし,将来的な課題である。と述べられました。全国935消防本部中,女性職員の採用は東京消防庁の351名を初め66消防本部を数えています。同時に,本年4月16日に県下で初めて邑久消防組合に青山ゆかりさんという女性が採用されました。 そこでお尋ねをいたします。 1,来年度女性消防局職員を採用する予定はありますか。 2点目,必要であるということを認めながら採用できない理由,その具体的な根拠があれば明らかにされたい。 以上であります。 第4番目,岡山市道の不法占用についてお尋ねをいたします。 岡山市道は,総延長で4,600キロメートルありますが,随所に道路上の不法占用,また農道,農業用水上の不法占用が目立ちます。 岡山市の関係職員にお伺いをしたところ,約20年間もの間不法占用の強制代執行は記憶にない,こういう御回答でありました。 岡山市は1952年,昭和27年法律第180号道路法第39条2項の規定に基づき,翌年の1953年4月1日市条例第25号道路占用料徴収条例を定めました。さらに,1990年市条例第30号として改正を続けております。 その徴収条例によると,占用料の算定,督促などが決められ,電柱は1年1本980円,広告塔は1平米につき1年6,000円,自動販売機1平米につき1年で7,200円がその主なものとなっています。道路管理課によると,年間約2,000件の道路占用許可申請がありますが,そのうち1,500件はガス,水道,電線などにかかわる公共埋設申請で,残りの500件は建築現場の仮設足場の申請であるようであります。したがいまして,個人営業の広告塔,自販機などの申請はほとんどない,こういうお答えでありました。 道路法第3章第3節道路の占用,(道路の占用の許可)第32条によると,違反行為者に対して口頭,文書による指導,警告,勧告から聴問,除去命令,そして代執行通知,代執行ができるとなっています。同時に,同71条道路管理者等の監督処分では,道路を原状に回復することを命ずることができ,また道路監理員を命じることができるとなっています。 以上のことを踏まえ質問に移らしていただきます。 その1,この間の岡山市道の不法占用を結果的に許してきた原因,その総括を当局にお尋ねをいたします。 2点目,昨年の8月,道路を守る月間中,市広報紙で不法占用についての市民PRをやられたと聞いておりますが,徹底されていないのが実情である。今後の啓発活動についてお聞かせをいただきます。 3点目,国,建設省は1988年に政令指定都市に不法占用是正指導業務の通達を行い,職員以外の委託職員に権限を委譲して,調査,指導を行ってまいったと聞きました。したがって,当面の方向性として実態把握をまず行うことをスタートに,研究審議機関を設けて不法占用の摘発,調査から是正をするお考えはありませんか。 4点目,自販機の不法占用は,その機種,メーカーを調べて,企業の社会的責任により撤去をさしていく,そういう指導ができないのか当局にお尋ねをし,第1回の質問を終わります。 大変ありがとうございました。(拍手) ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。   〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 近藤議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 グリーンライフ岡山の創造は平和でなければ実現できないと考えるがどうかという御質問でございますが,新しい3カ年の実施計画グリーンライフ岡山の創造は,すべての市民が真に豊かさとゆとりを実感できる社会の実現を目指しております。そのためには何と申しましても世界の恒久平和の実現が最も重要なことであると考えております。 本市といたしましても,近年国際化が進展する中で,市民一人一人が諸外国との相互理解を深めるために国際交流を促進することが,ひいては国際平和に寄与するものとの認識のもとに,姉妹都市縁組を通じて各種の国際交流を行っているほか,国際交流サロンの開設,アジア映画祭の実施などの国際交流事業を通じて,平和で幸せな社会の実現に向け取り組んでいるところであります。また平和都市宣言や平和の日を制定し,市民に対して平和のとうとさと戦争の悲惨さを啓蒙,啓発しているところでございます。 今後ともこのグリーンライフ岡山の創造の実現の中で,平和の施策につきまして積極的に推進してまいりたいと存じております。 なお,その他の御質問につきましては,担当局長,参与から順次答弁さしていただきます。 ◎建設局長(春田巌君) 岡山市道の不法占用について4点についてのお答えをいたします。 まず,市道の不法占用を結果的に許した原因とその総括ということでございます。 市道上には実際問題といたしまして広告看板,日よけテント,自動販売機など,無許可または不法に占用をしている例が見られ,市といたしましてもこの対策に苦慮しているのが実情でございます。 この原因の一つは,市道と民地との境界が明確でない箇所があることが大きな要因となっていると考えております。また,設置者のモラルの喚起も必要でございます。道路の正しい利用方法の周知が一層図られなければならないと反省をいたしておるところでございます。 これを一気に処理することは到底困難ではありますが,今後とも一層計画的な,またパトロールを実施するとともに,不法占用物件の排除に向けて原状回復あるいは占用許可申請の指導を強く行っていきたいと考えております。 今後の啓発活動についてでございますけれども,毎年8月1日から1カ月間を道路を守る月間と位置づけ,道路に対する啓発活動を実施しております。本年も8月1日号の「市民のひろば おかやま」で,道路の正しい利用方法について広報する予定でございます。 また,道路を守る月間のPRとして,8月初めに開催されるぼっこうカーニバルに国,県市及び道路公団が共同でポスター等出展いたしております。 また,年間4回程度は国,県,市及び警察署が協力して,道路の立て看板,ポスター,張り紙等の撤去を中心としたクリーン作戦を実施しておりますが,これがマスコミに報道されるなど,啓発には大きな役割を果たしております。 今後ともあらゆる機会をとらえまして,道路の正しい利用方法のPRに努めてまいりたいと考えております。 続きまして,実態把握をまず行い,研究審議機関を設けて不法占用の調査,是正をさせる考えはないかというお尋ねでございますが,平成3年度から岡山市内不法占用対策会議という形で,国,県,市の3者により共通の課題対策のため連絡会議を持っております。この際議員御指摘の不法占用の実態調査や境界設定などの問題が指摘されており,この対策のおくれも痛感しているところでございます。 現在,まず許可している占用物件の整理という意味から,岡山都市情報システムというコンピューター処理を活用し,このシステム上に占用物件の位置,データを入力しているところでございます。側面的に不法占用物件の発見,判別が容易にできるよう作業を進めておるところでございます。 今後におきましても,御指摘のように単発的作業でなく,継続的な粘り強い作業が必要であるとの認識に立って,国,県,市の協力体制を維持しながら,不法占用の排除に向けて効果的な方策を検討してまいりたいと考えておりますので,よろしくお願いをいたします。 自動販売機の不法占用は,そのメーカーを調べ,企業の社会的責任により撤去させるという指導はできないかというお尋ねでございます。 自動販売機は販売会社に所有権のあるリース方式と,商店等に所有権がある買い取り方式の2形態があると考えられます。 買い取りには,その所有者に対し個別に指導する以外はございませんが,リースにつきましては販売会社に対して指導することは可能と考えております。しかし,この問題の処理は,その効果から考えましても,ひとり市道だけではなく,国道,県道も一体となって実施することが最善と考えられますので,国,県,市の連絡会議等で検討し,3者一体となった指導ができるよう努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎参与(井上仁君) 粗大ごみの収集時における火災対策についての御質問に対しまして一括御答弁をさせていただきます。 粗大ごみ収集の際発生した火災件数は,本年3月より現在まで6件発生しております。幸い人身事故には至っておりませんが,たび重なる火災発生はまことに憂慮すべき事態と深刻に受けとめております。 発生要因としては,石油ストーブなどの残燃料,ガスボンベの残ガス,シンナー等がガスコンロの電子スイッチの作動等によって発火するのではないかと考えられます。 これまでも市民には広報紙などによってごみの出し方のPRに努めておりましたが,このたびの火災発生後,収集車には大型消火器の追加搭載,職場においては危険物などの取り扱い,火災発生時の処理の仕方について話し合いを行ったり,市民にはさらに「市民のひろば おかやま」などによって火災防止のごみの出し方のPRに努めております。 また,収集職員の安全対策上からも,粗大ごみ専用チラシの配布等による周知徹底,危険物などがステーションに出されたときの収集方法,火災防止のための車両装備改善などにつきまして,あらゆる角度から検討を進めておりますが,議員の御提言も踏まえ,一層の安全対策に努めてまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎消防局長(加賀谷益治君) 女性消防職員を採用してはどうかという御指摘でございますが,現在全国935消防本部のうち,女性職員を採用している消防本部は66本部で約7%であります。 当市におきましては,勤務時間短縮に伴う警防要員の確保が急務と考えておりますが,女性消防職員の必要性も十分認識しておりますので,できるだけ早い機会に実現に向けて検討してまいりたいと考えております。よろしく御理解をお願いいたします。   〔5番近藤昭君登壇〕 ◆5番(近藤昭君) 再質問行わしていだきます。 まず,市長の答弁でございますが,グリーンライフ岡山の創造を実現するためにも平和の施策については積極的に推進をしてまいりたい,こういう御回答でありました。したがって,前の片岡議員の御質問へのお答えもございますし,ぜひ積極的に平和施策をお進めになるように,私からも要望を申し上げておきたいと思います。 2点目の不法占用で建設局長の御答弁がありました。 具体的には市道の不法占用が総延長4,600キロの中,方々ある。しかも簡単に強制撤去をすれば,強制代執行をかければええということではなくて,とりわけて合併町村などに見られたように古くから納屋などがありまして,農道であるとか市道であったんだけれども,もうとっくの昔,20年ももっと昔に軒が出ていたなどということもしばしばありますから,一概にはいかないということはもちろん理解をしています。しかし,特に新しく開発されておるところであるとか,都心部について,いたずらに,もういたずらにという,意図的にしか考えられないような道路の不法占用が続くという状況が各所で見られます。その取り締まりについてパトロールをするということだけで十分なのかどうかということをまず一つお伺いをしたい。 具体的にですね,具体的に方々,例えばある町内から町内会長を通じて指摘があった場合,そこについて単にパトロールをするということではなくて,具体的な手段,方法がとられるかどうか,明快にこれはお答えを願いたいと思います。 さらに,強制代執行が,国の方にも聞いてみましたけれども,なかなか代執行するのは難しいという状況があるようですね。しかし,問題は著しく不当性があり,それを放置すれば他の人も一緒になって悪いことをすると,こういうことになるとですね,行政庁の判断で代執行ができるというように,これは言っとるんですね。したがって,この間岡山市の随所で見られる行為については著しく不当性があり,しかも同時にその不法占用されておる人に当たると,うちばっかりぎゃあぎゃあ言うなと,よそが直すんじゃったらうちも直しちゃらあと,こういう発言が大体あるわけですね。したがって,それはですね,そのことを放置すれば,そういうことを考えてない,他の人も一緒になって悪いことをするという前例を残すということに,これ適合しますから。それは行政庁の判断で代執行ができるということに踏み込む大きな要因に該当すると思うんですね。それがなぜできないのか。なぜできないのか。しかも,それは個別特定をすればですね,個別の業者に特定をすれば,なぜうちだけを厳しく取り締まるんかという一方ではこれは不公平を生んでまいりますから,国の判断では一定の期間と一定のエリアを設けて,一定のエリアを設けてその中で特定の個人に対して指導を行う,こういう方法をとるんだ,こういうふうに言っています。したがって,今後よく国,県,市と連絡会議で調整をとりたいということですが,国の見解というのは今の見解までもう局長出ているんですよ。それを局長が僕はお知りにならんと思ってません。だったらお知りになって,今うんとうなずかれましたが,うなずかれるんだったら,うなずかれるということを前提にあるわけですから,なぜもっと突っ込んだ明快な答弁ができないのか。それはちょっと回答として不十分というよりは,そのことを前提としてお知りになっているんだったら,その前提に立って僕は回答されるべきであると。もし指摘がなければそれでええんだということではないと思いますよ。もっと丁寧にお答えをしていただきたいと思います。 それから,東京ではですね,これはまあ主婦連だというふうにおっしゃっていましたが,僕は存じませんでした。アルコールの自動販売機を中心に,大蔵省,建設省,警察などに働きかけをして,アルコール自販機についての不法占用を取り締まっていく大きな成果を上げたというふうに言われていました。したがって,そういう前例が全国的にはあるわけでありますから,しかしまあ何をいいましても,もちろん市民が不法占用を許さないという気構えを一人一人の市民が持たなきゃなりません。こういう大きな市民運動の背景ができなければ,暴力追放と同じでございまして,行政や警察だけが踊るけれども,笛を吹いてもだれも踊らないということになると結局は効果を発しませんから,もちろん市民の皆さんを含めて大きく監視の目を広げるということがとても大切になります。 したがって,そこで言えばPRが一番必要になるわけですが,今局長が御答弁になりましたPRはやっておるんだということでありますが,このPRの要旨について岡山市が出されたものを見ました。今度8月に当然原稿が出されておりますから市政だよりで出ますけれども,その多くは,市政だよりの多くはですね,不法占用をやめてください,きちっと届け出をしてください,法律によって罰せられますよということが主ではないんですね,いずれも。穴ぼこがあったら市の方へ連絡をください。空き缶やたばこの吸い殻の投げ捨ては道路月間ですからやめましょう。そして,その下部の方にちょろっと,不法占用はいけませんよということがちょろっと載っているだけなんですね。私は,不法占用について十分市民に対してのPRが僕はできておらん。したがって,市民60万人の方にこの市道について,使うためには電柱1本が幾らで,広告塔が幾らでかかるんですよ,しかも申請書を出してくださいよ,でない場合には撤去をしてください,ということがほとんど徹底熟知をされていないというのが,今の僕は現状だと思うんですね。したがって,よりPRを強化するということではなくて,根本的にこの不法占用の問題については,もう一度一から考え直していかなきゃならない,そういう時期に入っているのではないのか。そうしなければ,放置しておれば他の人も一緒になって悪いことを行うという作風が岡山市に充満をする。何,市の土地じゃったら勝手に使やあええんじゃと。境界設定もくそ食らえじゃと。もし市の道路管理が言うてくれば,何でうちだけ言うてくるんなら,よそが直したらうちにけえと言うときゃ黙って帰るんじゃということがまかり通ることになればですね,これはだれだってやるんですね。逆に私どもは,そういう広報紙を持っていますから,市道の有効的利用活用方法などというですね,アングラが出回らんとも,これは限らんのですね。そういうことはさしたくない。したがって,そういうことが蔓延をしないうちに,今根本的に対策を国,県,市を含めて考える。まず,国や県のせいにするんではなくて,岡山市がどういう対策,総括に基づいて対策を立てるかということが今一番問題なわけですから,わけですから,ぜひ国,県連絡会議の中でよく調整をします,話をしますということではなくて,市の方針は国,県の連絡会議にこう持って入りますと,こういう方針を突き出しますということについてもう踏み込んで回答をいただかなければならん時期ではないのか。もう一回その点を含めて,継続的に粘り強い体制をつくっていきますでは全くお話にならないということですから,具体的に突っ込んだ御回答を求めたい。 あとは粗大ごみの関係でありますが,あらゆる角度から検討をしておるということになっています。当面職場の中ではですね,カチカチ山というふうに言われていますが。これは物語で言えばタヌキが背中に火がついてという,こういう事件なんですね。通称カチカチ山というふうに呼んでいるようですね。背中に火がつけばですね,これはタヌキだって怒るんです。ましてや人間なんですね。しかも,火がつくだけではなくて爆発をする可能性を秘めるいうことですから事は深刻なんで,あらゆる角度から検討をしているだけではですね,これは問題として済まんのです。 これは市長にもちょっと聞いてはみたいんですが,そういう爆発や炎上する危険性のあることがわかっている。しかも5月に集中をし,合計6件も起きている。そこに無為無策,よく気をつけえよ,市民PRを徹底しますということだけで職員に仕事に行けえという業務命令を出すということ,本当にこれはですね,僕は行政の責任のあり方の問題として,僕はあり得るのかというふうに考えます。したがって,基本的には職員の立場から言えば,危ないことがわかっていながら当局は何ら手を打てない。それはいろんな事情があります。打たないんではなくて,結果的には打てないということもあるわけでありますけれども,そういう職場にはまず職員を行かせないというのが,これは当然の,労働基準法の関係から言っても当たり前なんですね。しかし,ごみは残せないという現実もありますから,今言いますように深刻でありますが行かざるを得ないということです。したがって,パッカー,粗大ごみのパッカー車と連動をさして,ガソリンや廃油などが出ておる,そういう車を積み込んでいくような,せめて2トン車ぐらいの収集車両をですね,連動さして積んでいくということもですね,連なっていくということもこれは必要ではないんですか,当面。置いて帰りますよ,そうしなければ置いて帰る。そんなことは許されないでしょう,現実に。だったら少なくとも具体的にそういう提案をしているわけですから,ぜひ早急に危険物を積み込んでいくような車をつける,さらに危険物基本要綱,基本計画を早急に立てるという時期はいつごろになるということを含めて御回答をいただきたいと思います。 消防局長,できるだけ早い時期に沿いたいということでありまして,実はこれも局長以下職員の皆さんと実はロビーの方で打ち合わせをしておりまして,できるだけ早いということで御勘弁をという御回答がありましたし,御事情についてはよくわかっておるつもりであります。したがいまして,女性職員の採用,登用についてはとても大切だということを必要性を感じるということでありますから,これはもちろん財政的措置の絡みがございます。ぜひヒアリングが始まるときに総力で女性消防職員の来年度採用について頑張るように,私も応援をいたしますし,頑張っていただきたいと思います。 以上で再質問について終わりといたします。ありがとうございました。 ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設局長(春田巌君) 近藤議員の再質問にお答えをいたします。 パトロールの,道路の不法占用についてはパトロールだけでよいのかというお話,それからその最終的な手段としてはどうするのかというようなこと,またPRについてだけではだめではないかというようなこと,また対策をどのように考えるのかという御質問でございますが,パトロールだけではよいとは思ってないわけでございまして,パトロールにつきましては早くそういう行為が行われて,現在行われておるというようなものを早く見つけると。その見つけた段階で処置をしていくというようなこともやらなければならないんではなかろうかというふうに考えておるところでございます。 それから,この,本当に不法占用につきましては所有者のモラル,先ほども申し上げましたが喚起がやはり重要でございまして,我々も不法占用につきましては占用者に対しまして原状回復あるいは占用許可申請の指導をいたしてまいりたいと思っておりますが,悪質な不法占用者に対しましては,法令に基づきまして排除等に努めてまいりたいというふうに考えます。 それから,対策でございますけれども,国,県等にも御相談ということもございますが,まず私どもの岡山市の内部でこの問題についてはどうあるべきかということを今後局内でプロジェクトチーム等をつくりまして,早急に検討をしてまいりたいと考えておりますので,御理解賜りたいと思います。 ◎参与(井上仁君) 危険防止対策,安全対策は一日も急がれるという認識を持っております。ただいま内容についての協議検討中でございますので,できるだけ早く実施できるように努めてまいりたいと思います。 ◎消防局長(加賀谷益治君) 一生懸命努力をしていけと,こういう御意見であろうかと思うわけでございまして,先ほども御答弁申し上げましたように,私どもといたしましてはまず急務の警防要員の確保を何とかやってまいりたいと,こう考えております。したがいまして,女性消防職員の採用につきましては,それに次いだ課題といたしまして検討をし,早期な実現に向けて努力をしてまいります。 以上でございます。   〔5番近藤昭君登壇〕 ◆5番(近藤昭君) 再々質問に2点だけお尋ねをいたします。 井上参与は内部で協議をしておるという御回答でありましたが,これは危険物収集の粗大パッカー車の後につける危険物収集車両の導入を含めて御検討をされておるというふうに解釈してよろしいですね。そうしなければ根本的に解決はならないと,当面の課題として,と思います。 それから,道路の不法占用でございますが,排除に努めたいということと,内部でプロジェクトチームをつくつて,早急につくって検討する,これが結論として2点明らかになったわけでありますが,このプロジェクトチームについてはどういう部署と御協議をされて,どういうメンバーを入れられるのかということについて,プロジェクトをつくりたいというお考えですから,その構成人員,それから時期,方法などがあればお聞かせをいただきたいと思います。 以上です。 ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。 ◎建設局長(春田巌君) 再々質問にお答えをいたします。 プロジェクトチームでございますけれども,これは局内で早急に人選をいたしまして,早急にこの問題につきまして検討ができるような体制の会をつくりたいというふうに考えておりますので,よろしくお願いします。 ◎参与(井上仁君) 議員御提言のパッカー車に連動する危険物の収集車も含めてというふうに考えております。 ○議長(花岡薫君) 午後1時まで休憩いたします。    午前11時54分休憩    ~~~~~~~~~~~~~    午後1時16分開議 ○議長(花岡薫君) 午前中に引き続き会議を開きます。 次は,順序に従いまして小林君。   〔43番小林勉君登壇,拍手〕 ◆43番(小林勉君) 皆さん御苦労さまでございます。 質問戦もきょうが最後で,しかも昼からということでございますので,あっさりと済ましてみたいと思います。 それでは,通告に従いまして質問をさせていただきます。 まず最初に,学校5日制に対する対応についてお尋ねいたします。 実はことし5月の上旬から中旬にかけて,公明党で学校5日制についてのアンケート調査を行いました。(「御苦労さんでした」と呼ぶ者あり)ありがとうございます。これはいずれ分析が終了した時点で記者発表を行い,教育委員会にも申し入れを行いたいと考えているのですが,きょうはこれに基づいてとりあえず数点質問をいたしたいと思います。 調査は県下全域にわたり,対象者は小学校の児童の保護者ということで行い,328名の保護者からの回答を得ました。対象者をなぜ保護者に絞ったかといいますと,この学校5日制は文部省が音頭をとり,どんどん施行の方向へ進んでいるのに,一方保護者と話をしてみますと,どうも理解が進んでいるようには思えない。ある意味で最もおくれているのではないかとさえ思われる状態でした。しかも学校5日制で一番影響を受けるのは,実は保護者なのです。そこで,一体どのようにお考えになっておられるのか一度調査をしてみる必要があると,こう判断したわけであります。 現在この資料を分析している最中なのですが,興味深いことに質問項目によってかなりの地域差が出るのです。例えば,学校5日制について賛成ですか反対ですかという問いに対し,賛成の数が反対を上回ったのは岡山市だけでした。お隣の倉敷市でさえ反対の方が多く,この傾向は郡部へ行くほど顕著になっています。 さらに,学校5日制について主としてその対策を検討するのは学校でしょうか,家庭でしょうか,地域社会でしょうか,という問いに対しては,岡山市ではその順位は,1位が家庭,2位が学校,3位が地域社会,という順序になっています。ところが,他の自治体では地域社会が1番に来て,次が家庭,3番目が学校となっているのです。各自治体により地域との密着性の度合いが鮮明にあらわれています。 参考までに郡部だけのパーセントを紹介しますと,地域社会が40%,家庭が32%,学校は28%となっています。 このように項目によって予想以上の地域差が出ていますので,きょうの質問は他の自治体の数字は除外し,岡山市の回答者84名の資料にのみ基づいて進めてまいりたいと思います。 さて,イントロはこれぐらいにして質問に入ります。 第1点は,いまだに反対する人が意外に多いという点についてであります。 先ほどもちょっと触れましたが,岡山市では賛成が45%,反対が36%,わからないが19%となっています。この時期に来てもまだ賛成が50%に達していない。逆に言えば,反対とわからないを合わせると55%にもなるという状態は,これは一体どういうことなのでしょうか。教育現場で保護者に対し説明は十分なされたのでしょうか。納得のいくような説明ができていないのではないでしょうか。私は一抹の不安を感じているのです。教育委員会としてこの数字をどう認識なさり,この状態にどう対応なさるのか御答弁ください。 続いて,内容を少しずつ紹介していきたいと思います。 まず,賛成と反対の理由について説明いたします。 賛成の理由として一番多いのが,心に余裕を持たす必要があるということです,これが46%。次が余暇を利用して能力を伸ばすことができるからということで,これが25%となっています。 また,反対の理由としては,一番多いのが休みが多いと遊び癖がつくということで,これが31%。さらに社会全般の受け入れ態勢がまだ整っていないということも同じく31%となっています。そして,共働きなのでかぎっ子になるからという理由が18%で続いています。 そこで質問の第2点は,18%を占めるかぎっ子になるからという点に関してお尋ねいたします。 実はかぎっ子になるからという理由で反対なさった方については,それでは学校5日制が施行された場合,どうしてもらいたいかお聞かせくださいと問いかけました。しかし,どなたも具体的な方策は持っておられませんでした。というよりも,方策を立てかねているというのが実情ではないでしょうか。保護者にとっては切実な問題だと思うのですが,この点についてはどのように指導をなさっておられるのでしょうか。また,どのような対策を講じられるおつもりなのでしょうか,御答弁いただきたいと思います。 次に,学校5日制が施行された場合,お子様をどうさせますかという質問をいたしました。これに対しては,親子の触れ合いの時間に充てるが1位で39%,本人の自由にさせるが2位で36%,趣味を伸ばすが3位で19%となっています。これらはある程度予想された数字と言えますが,ただ気になるのは,小学生の保護者を対象とした調査なのに,塾に行かせるという答えが4%ありました。この数字が多いのか少ないのか私にはよくわかりませんが,その背後にある,休みがふえたら塾に行かせるという保護者の考え方については論議をする必要があるのではないでしょうか。 そこで第3点は,塾についてお尋ねいたします。 学校5日制が施行されると一般的には塾通いがふえるのではないかと懸念されています。もちろん行く行かないは本人の自由ですが,過熱することを心配してか,文部省も少し動きを見せているようです。 ところで,本市の教育委員会は,この点をどう考え,またどのように指導なさっておられるのでしょうか,御答弁ください。 次は,学校5日制に関する学校,家庭,地域社会の3者の関係について尋ねました。すなわち学校5日制について,主としてその対策を検討するのは,この3者のうちどこだとお考えですかという質問をいたしました。先ほども言いましたように,岡山市の場合は一番多いのが家庭で44%,次が学校で30%,最後が地域社会で26%になっています。この地域社会の26%という数字は,郡部のそれに比べればかなり低いものではありますが,それでもなお地域社会の協力は必要だとお考えになっていると判断されます。 一方,これに関連し,現在の状況で地域社会の協力が十分得られると思いますかという質問をしたところ,思わないが実に62%,わからないが28%,思うと答えたのはわずか10%にとどまっています。これは地域社会の協力は必要であると期待しながらも,現実にはだめだろうとあきらめておられるのではないでしょうか。 さらに,関連した質問として,地域社会にどんなことを望みますかとお尋ねしたのですが,これについては一番多いのが学校,公民館などの施設を開放し利用させてもらいたいということで,これが54%,次に体協とか市子連などにスポーツ行事を多く開催してもらいたいという希望が29%,また町内の子供会を活発にしてもらうが10%となっています。保護者としては,おおむねこういったことを望んでおられるのです。 いずれにしても,地域社会の協力が得られるよう仕向けるのは,これは行政の責任だと考えます。地域社会を啓発し,いろいろと要望し,指導していくのは,行政をおいてはほかにできるところはないと思います。人づくりを問い直す委員会の第2次提言の中にも,この点に言及したものがあるようですが,そこで第4点としてお尋ねいたします。 地域社会へ向けて,その協力が得られるようどんな働きかけをしておられるのか,御答弁いただきたいと思います。 最後になりましたが,興味深かったのは次の結果です。つまり賛成の中で一番多い理由は,前に説明しましたとおり心に余裕を持たす必要があるからということです。これは勉強に追われ試験の点数を気にする我が子を見て,少しはのんびりさせてやりたいという親心のあらわれではないかと思います。ところが,逆に反対の中で一番多い理由は,休みが多いと遊び癖がつくからということなのです。これもまた親心の一端と言えるのではないでしょうか。親心というものはまことに微妙です。私も子供を育てた経験がありますので,この両方の気持ちがよくわかります。 そこで第5点としてお尋ねいたします。 親心はこのように微妙で,ある意味ではまだ揺れ動いているようにも思われます。したがって,保護者に対し子供をどのように生活指導していくかという点についてのアドバイス,あるいは指針といったものを与える必要があるのではないかと考えるのですが,この点について教育委員会はどうお考えなのか御答弁ください。 これで教育関係を終わりまして,次は大雲寺交差点東の国道2号線地下駐車場の建設についてお尋ねいたします。 これは事業主体が建設省なので,詳しいこともお尋ねできませんでしょうから,本市に関連する次の3点をお尋ねいたします。 第1点は,建設省は平成5年度からこの工事に着工したいという意向のようですが,とすると余り期間がありません。岡山市並びに地元周辺の関係者との協議はいつごろから始まるのでしょうか。 第2点は,本市としてはこの地下駐車場について,自走式で150台がよいとお考えなのか,機械式で200台がよいとお考えなのか,どちらなのでしょうか。 第3点は,この同じ場所の地下に共同溝を設置することになっていたはずですが,この工事はどうなるのでしょうか。特に水道管の布設に影響が出るのか出ないのか,また負担金はどうなるのでしょうか。 以上についての御答弁をお願いします。 最後に,JR宇野線の立体交差事業についてお尋ねいたします。このことについては,何人もの議員さんが質問なさっていますので,私は次の2点だけをお尋ねいたします。 第1点は,先日市長は,私どもは複線を考えておりますと答弁なさいましたが,この私どものどもというのはだれとだれを指しているのでしょうか。 第2点は,前年度事業採択が見送られた原因の一つであると見られている大供周辺の区画整理事業はどうなっているのでしょうか,今後の見通しはどうなのでしょうか, 以上2点について御答弁ください。 以上で第1回目の質問を終わります。 御清聴ありがとうございました。(拍手) ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。   〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 小林議員の個人質問に対しまして御答弁申し上げます。 まず最初に,大雲寺交差点東地下駐車場の建設についてのお尋ねでございますが,この大雲寺交差点東の地下駐車場計画については,御指摘のように建設省において調査検討が進められております。 今後の予定は,地下駐車場出入り口を含む交通処理計画について公安委員会などと協議する予定になっておりまして,これらの協議を進めるとともに地元関係者への説明,協議となると聞いております。 地下駐車場の形式,駐車台数につきましては,出入り口の位置,構造,交通処理及び管理方法等の条件整理が行われ,決定されることとなります。 なお,同時施行者である建設省では,駐車場と共同溝とは調整され,一体的に整備されるものと聞いております。 次に,JR宇野線の高架化についての御質問でございますが,これはさきの藤沢議員の御質問の中で,私どもとしては複線を希望していますと答弁しましたのは,JR宇野線は将来的には複線が必要であるとの国の指導が一つあります。そこで大元駅付近の高架事業の採択に当たりましても,複線,高架という強い方向性が示され,県,市といたしましてはその方向で要望してまいりたいとの趣旨を申し上げた次第でございます。 また,大供周辺の区画整理事業につきましては,これも同じく藤沢議員の御質問で御答弁しましたように,現在想定換地設計を作業中でございますが,それをもとに今後住民の方々の不安を解消し,御理解をいただくよう,鋭意話し合いをもって進めてまいる所存でございます。 以上でございます。 ◎水道事業管理者(黒田智昭君) 地下駐車場の建設は,京橋共同溝への水道管布設に影響があるのか,またその負担金はどうなるのかという御質問でございます。 京橋の共同溝は大雲寺町の交差点から新京橋西詰交差点の間,延長320メートルに建設をされます。これに口径600ミリの配水本管を入溝を計画をいたしております。水道局といたしましては,共同溝は地下駐車場の一角に確保されるものと思っておりますので,水道管布設計画への影響は,工期が現在3年から5年度ということになっておりますので,これが延長されることになろうというふうに考えております。 また,共同溝本体工事に対する負担金でございますけれども,これは共同溝の法に基づきまして推定投資額を積算をいたしまして,昨年建設省と基本的に合意はいたしております。その内容は,当該道路へ水道管を単独で埋設するとした工事費から入溝のために要する工事費を差し引いた額を負担することになっておりますので,地下駐車場により本体事業内容が変更になりましても,当局の負担については変更はないというふうに考えております。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 学校5日制への対応についていろいろ御調査をいただいた上での一連のお尋ねでございます。 まず最初のお尋ねは,保護者に対し学校週5日制について納得のいく説明ができているのかというお尋ねでございますが,御提出のデータからすれば,その時点で十分できておるということにはならないわけでございますが,私どもといたしましては学校週5日制の趣旨と,問い直し委員会の提言にあります子供の自立を育てることとは趣旨は同じものであると考えておりまして,市の広報紙を利用さしていただきまして,家庭の役割の重要性を訴えております。 また,保護者向けの資料を学校,幼稚園に配布いたしまして,それをもとにPTAの会合や学級懇談会などの場を利用しまして,保護者に説明をしたり,文書にして全保護者に配布したりということをいたしまして理解を求めてきております。また,昨年度末から学校と家庭,地域社会との協議の場を持って,子供の家庭や地域での過ごし方についての理解を深めるよう,学校,幼稚園に対して指導をしてまいっております。 現在学校が地域に出かけて行います町別懇談会が開かれておりますが,そこでも趣旨の説明を行っておるというような実情でございます。 次は,学校5日制について,かぎっ子になるからという理由で反対する保護者について,どのように指導,あるいは対策をとるのかというお尋ねでございます。 先ほどお答えいたしましたような趣旨で,自分に適した主体的な休日の過ごし方ができるように,学校,家庭,地域で十分協議していただくよう指示いたしております。 私どもとすれば,かぎっ子にならないような配慮もお願いしたいと思っておりますが,そうなった子供については,例えばボランティアによる活動と,あるいは子供会での対応等が考えられますが,そのことも含めて学区での協議の中で問題点が出ればそれを上げていただき,学校週5日制推進委員会と,これを私どもの方で持っておりますが,で学校施設の開放の問題,市の施設の運営のあり方の問題等も含めて検討し対処していくことにいたしております。 次は,学校週5日制が実施されると塾通いがふえるのではないかと,どのように指導しているかというようなお尋ねでございますが,このことにつきましてはせんだって藤沢議員にお答えいたしましたように,実験校の報告では塾通いがそのことによってふえたということは聞いておりません。子供や保護者に対して提言の趣旨であります自立を育てる教育を浸透させることによって,この問題は解決できるというふうに考えております。 次は,地域社会へ向けて協力が得られるようにどのように働きかけているかというお尋ねでございますが,青少年補導協議会やPTA等地域における青少年健全育成のために活動していただいておる団体に対して,問い直し委員会の提言を踏まえ,自立を育てるという観点で地域のボランティア活動や,また連帯を深める地域活動に青少年自身が積極的に参加できる機会を提供していただくよう働きかけております。 また,子供会やスポーツ少年団等の少年団体の育成者,指導者に,子供の自主的な企画運営が育つよう,指導方法の見直しをお願いをいたしておるところでございます。 最後は,学校週5日制実施によって生じる休日の過ごし方についてアドバイスを与える必要があるのではないかというお尋ねでございました。 御案内のように問い直し委員会の提言では,子供の自立を育てるということが基本理念でございます。この理念を具体化するために,子供とともに活動する機会をとか,ほかの人のことが考えられるしつけをとか,家庭には北風も太陽も,などの具体的な指針が示されております。教育委員会といたしましては,この提言を実践する渦を家庭,地域へ広げていくよう取り組んでいるところでございます。 以上でございます。   〔43番小林勉君登壇〕 ◆43番(小林勉君) 再質問さしていただきます。 学校週5日制について教育委員長さんにお尋ねしておきたいと思います。 この問題をやり出したら1時間,2時間かかると思いますので,また時間をとっていただいてやらしていただくとして,ここで1つだけ御説明と,それから御答弁をお願いしておきたいのは,84名の回答者がありました。この84名は大体岡山市で小学校84校でしたね。1校1人当たりぐらいな割合になっているわけです。1校で2名,保護者をね,保護者からの回答があったという学校もありますので,全校とはいきませんけども,ほぼ万遍なく84名は振り当てられております。したがって,この数字はですね,もう厳粛に受けとめてもらいたい思うんです。 それは今の答弁でこれだけのことをやっています,こうやっています,いやこういう手紙を出しましたというような内容のことを言っておられますけれども,それで十分としていただいては困ると,このように思います。したがって,文部省,その後に教育委員会がついて,後から保護者がついてけえというようなね,そういうふうな姿勢でなしに,もっと啓発をやっていただきたい。納得をさせていただきたい。なぜ学校が週5日制になるのか,こういった趣旨を徹底して啓蒙していただきたい。これをひとつお願いいたします。この点について,それじゃ今後どうやるのか,どういうふうにやりますということを御答弁いただきたいと思います。 これで終わります。 ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。 ◎教育委員(赤枝郁郎君) 大変有益なアンケートの調査をしていただきまして,今聞かしていただきまして大変参考になりました。これからも大いに教育委員会としてその答えに沿って研究するよう,確かに今,内輪もめしちゃあいけませんけども,教育長がおっしゃられたようなことではなかなか議員さんも納得がいかないと,そうきれい事ばっかしじゃいかんだろうと,お役所的答弁ばっかしじゃなかなかそうはいかんだろうということになろうと思うんでございまして,おっしゃられるとおりでございます。これから十分にこの問題については真剣にやっていきたいと思います。 ただ,これ少し話が外れるかもしれませんが,けさ私はある本を読んでいましたところが,外国に行った人がかわいい子供を見つけたもんですから,あんたどこの学校へ行きょんでと言ったところが,こういう学校じゃと,あんたの学校へちょっと見してくれんかと言ったところが,どうぞどうぞと連れていって校長先生のところへ行った。校長先生,こういうお客さんを連れてきたから学校を見してあげてちょうだいと言ったら,校長先生は,あんたが連れてきた,もうあんたのお客さんだから,あんたが案内してあげなさいと言って,その子供が得々としてその学校の中をいろいろと案内してくれて,そしてこういうとこがいい,こういうとこが悪いということをいろいろと教えてくれて非常に参考になったと。今まではどうも大人サイド,大人サイドからばっかし,我々も教育委員会で長い間いろいろなとこへ行きましたけど,大抵校長先生や偉い方が来て,いかに自分の学校が立派であるとか,いかにどうであるかこうであるとかということを並べ立てて帰ってくるということなんで。子供に聞いてみると,そんなことはありゃあせんと,こう言われるかもしれないということなので。この問題は先生のアンケートも十分に参考にさしていただくと同時に,私といたしましては,子供は,もしあんたら週休2日になったらどないすると,どんな勉強の仕方がしたい,どういう生活の仕方をしたいかということを一遍調べてみて聞かしてほしいなという気がいたしております。 それからよくこの,盛んによく大人サイドで言われるんですけれども,心の余裕ということと相対して遊び癖というような,これはもう全くもう似て非なるものなんですけれども,まことによく似ているわけなんで,ここを食い違えないようにしないと,心の余裕を持たせということはすなわちよう遊べ,のんびり遊べということになることになるんで,ここは非常に大人の考えるマジックにひっかからないようにしなきゃいけないと。 最後に要らんことを言うて申しわけありませんが,私事を申し上げますけど,私はおやじも非常に早く死にまして,おふくろも,産んだおふくろも早く死にまして,まま親に育てられまして,小学校まで遊びばっかしほうけてやっておったところが,勉強なんかしたもんじゃありゃしません。帰りには大抵ナマズをとったりスズメの卵をとったりするんで,わらぐろへ頭を突っ込んだりしょうるんで,帰って勉強しようと思ったらかばんがなかって宿題ができなんだ。お母さんがちょうちんに灯をつけてわらぐろ探しに行ってくれて,見つかって,帰りにそのお母さんが,あんたはもうそろそろ中学校の試験が来るんで,まあ遊ぶのもええけども,まあ人並みぐらいな学校へは入ってちゃんちゃんとしてくれんと,お母さん死んであの世に行ったときに,あんたのお父さんやお母さんにごあいさつができんから,まあそのくらいには勉強してくれえよというて一言言われたのが,いまだにこの年になっても身にしみて覚えております。やはり何か子供も一つのわがまま放題というんじゃなくして,何か一つのものをしっかりやる,与えるというワンポイントが必要なんじゃなかろうかと思いますし。それからいざ勉強,塾の問題がありましたけれども,塾のことについても,そのときに私勉強するのにどのくらい勉強したらどのくらいになるんかわからんから,ところが先生が言われたことは,わしの教えよる授業をちゃんと聞けと,それだけ聞いたら必ず学校へ入れるんだというようなことを教えてくださって,ひたすらそれから先生の言うことを一生懸命覚えようと思って,塾へ行かなんだら学校へ入れんぞというようなことは言われなかったし,先生の勉強ばあ聞きよったんじゃおえんぞと,塾も行かにゃあいけんぞとかいうようなことを言われんで,先生が自信を持って,わしの教えたことだけはちゃんと覚えたらどこへでも入れるんだというぐらいの自信を持って教えてくださったというのが非常に先生に対する尊敬心と同時に自信を持たしたと思うわけで,これからの時代はそういうものに向けてやっていくことが必要なんじゃないかと思います。 そういうことで,教育委員会としては本当に重大な問題でございまして,学制の改革も何もやらずして,ただ末端のところできれい事ばっかし言ってみたってこれはなかなか難しい問題になってくると思いますので,教育長初めベテランがたくさん教育委員会にはいらっしゃいますから,そういう方にもぜひぜひお願いして,立派な岡山市は理想的な週5日制の実現に努力するよういたしますので,先生方も地域におきまして御協力くださいますよう心からお願いいたします。ありがとうございました。 ○議長(花岡薫君) 次は,順序に従いまして串田君。   〔20番串田務君登壇,拍手〕 ◆20番(串田務君) いよいよ質問戦も最後となりましたが,最後は簡単にやりたいと思いますので,どうぞよろしく。 まず,西大寺地区の活性化についてであります。 今西大寺地区は,ごみは浅越処分場へ,し尿は神崎処理場へ,下水は岡東処理場へとなっており,それぞれの地域住民の理解を得るためには,このような諸施設を利用して活性化を図っていかなくてはなりません。 まず,浅越処分場についてであります。 今後この処分場を利用する場合,国道2号線の側道からでないと利用ができず,非常に不便であります。すべての地域からスムーズな利用をするため,中川・駅前・河本線から浅越処分地に至る南北道路の整備建設をしていただきたいと思います。 さらに,この処分場の使用開始時期について御見解をお伺いいたします。 次に,神崎処理場周辺整備についてであります。 現在神崎山には立派な梅園があり,毎年地元の方の御奉仕により梅祭りが行われており,多くの観光客も参加され,大変ににぎわっております。処理場の建てかえと同時に,ここに世界の梅を集め,国際的な梅園としていただきたいと思いますので,御見解をお伺いいたします。 次に,岡東処理場についてであります。 現在テニスコート,ゲートボール場など整備されておりますが,すべての整備が終わる最終年度はいつごろになるのかお伺いをいたします。 次に,東部地区に計画されておりますごみ焼却場についてであります。 市長は2月議会の中で,岡山市東部地区にぜひとも建設したいと答弁をされております。西大寺豊地区からは昨年陳情が出されており,西大寺地区活性化のためぜひとも建設をしていただきたいと思いますので,次の点についてお伺いいたします。 まず,建設を予定されておられます地域の決定はいつごろとなるのでしょうか。また,決定後の着工,完成年月はいつごろとお考えになるのかお尋ねいたします。 次に,西大寺港の整備についてであります。 過去何回か質問しておりますが,解決をしておりません。以前は小串との連絡拠点として,また裸祭りに集まる拠点として利用された港であります。今は建設資材の置き場となっておりますが,ぜひとも整備をしていただき,犬島地区,小串地区との連絡拠点として,さらに遊漁船の基地としていただき,西大寺地区の活性化を図りたいと思いますので,御見解をお伺いいたします。 次に,犬島地区整備についてであります。 今犬島では海岸保全工事や県施行の海水浴場整備など整備計画が出されておりますが,学校の廃校後の整備計画が今もって出されておりません。空気もおいしく,風もさわやかな同地区であります。早急に計画を出していただきたいと思いますので,教育委員会の御見解をお伺いいたします。 次に,久々井地区整備についてであります。 先日6月13日,市内のヨットマン根本幸雄さんが全長9メートルのルース号で邑久郡牛窓港から太平洋,大西洋,インド洋などを回り,世界一周の旅へ出発をされました。私はこの出発の様子をテレビで見ておりましたが,非常に寂しく思ったのであります。60万都市である岡山市に,海から外国へ行く港がなぜないかということであります。根本さんのヨット仲間の事務所は岡山市にあるのであります。陸からは岡山空港も整備され,毎日外国に向けてチャーター便が飛んでいるのです。海からも堂々と外国に出港できるように,岡山で一番美しい久々井地区にぜひともヨットハーバーの建設を早急にしていただきたいと思いますので,御見解をお伺いいたします。 最後に,用排水路の整備でございます。 今西大寺地区は下水道の工事も行われ,用排水路の傷みが激しくなっております。浸水をなくするためにも,すべての用水路の点検をしていただきますよう申し添えまして,第1回目の質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) ○議長(花岡薫君) 当局の答弁を求めます。   〔市長安宅敬祐君登壇〕 ◎市長(安宅敬祐君) 串田議員の個人質問に御答弁申し上げます。 まず最初は,神崎の梅園を国際的な梅園にという御提言でございますが,神崎の梅園は地元町内会が昭和40年ごろ畑地2,500平方メートルを買い入れ,梅の苗木3種類約160本を植え,自主管理をしているものでございます。毎年3月第1日曜日の梅祭りには,岡山市内外から花見に来られ,また梅の実の収穫時にも一般公開して収穫体験会を開催するなどし,年々好評を博していると聞いております。 しかし,この梅園は民有地でもあり,また周囲の立地条件からすると,現状では大規模な梅園を形成するのは難しいように思いますが,議員の御提言を踏まえ,この梅林を中心に,もっと広範囲な地域をも視点に入れながら,今後梅の里神崎となるように,梅の本数や梅の種類はもちろん,施設の整備の充実について地元関係者と協議してまいりたいと考えております。 次に,東部地区に計画しておりますごみ焼却場についての御質問でございますが,これに関しまして本市の主力焼却施設であります岡南環境センターも建設後13年余を経過しておりまして,耐用年数等から,これにかわる新しい焼却場の建設に早期に着手する必要があります。このため本年度中に地域の確定に持っていき,平成7年度には着手したいと考えております。 なお,その他の御質問につきましては,担当から順次御答弁さしていただきます。 ◎参与(井上仁君) 浅越埋立処分地の供用開始はいつごろになるのかというお尋ねでございます。 浅越埋立処分地につきましては,松ケ鼻埋立処分地の次の埋立処分地として建設しておりますが,現行の松ケ鼻埋立処分地がことしいっぱい埋め立てが可能かどうかといった状況にあります。したがいまして,松ケ鼻埋立処分地が終了次第,浅越埋立処分地の供用を開始していく予定でございます。 ◎下水道局長(西口泰夫君) 岡東浄化センターの場内整備についてお答えいたします。 岡東浄化センターの敷地の整備につきましては,A,B,Cの3つのゾーンに分けて整備を進めております。Aゾーンはゲートボール場と触れ合い広場,Bゾーンはテニスコート,Cゾーンは野球のできる多目的広場と駐車場などであります。Aゾーンは既に完成しておりまして,現在地域の皆様に利用していただいております。Bゾーンは現在テニスコートの附帯施設を建設中でございまして,本年10月には有料で供用開始の予定でおります。Cゾーンの多目的広場も10月一部使用可能とする予定でございます。これらの計画の最終年度ということでございますが,今後植栽,駐車場などの整備をいたしまして,完成時期は平成7年度の予定でございます。 以上でございます。 ◎西大寺支所長(安井英二君) 3点についてお答え申し上げます。 まず,西大寺中学校から浅越処分地に至る南北道路の整備についてでございます。 御指摘の道路は,市道西大寺北8号線で,西大寺市街から浅越に至る道路でありますが,この路線の一部は幅員が非常に狭く,車が通行に支障を来しているのが現状でございます。 この路線の改良については,浅越地区からも要望がありますので,地元関係者と協議しながら検討していきたいと考えております。 次に,西大寺港を犬島,小串地区の連絡拠点及び遊漁船の基地にしたらどうかというお尋ねでございます。 西大寺港の整備については,岡山県が単独港湾事業として平成3年度から3年ないし4年をかけて物揚場の整備を行っているところであります。 御提言の港の利用方法については,現在のところ県においては変更する計画はないと聞いておりますが,その可能性について今後話し合っていきたいと考えております。 次に,久々井地区に外国へ出港できるようなヨットハーバーを建設したらどうかというお尋ねでございますが,西大寺地域振興ビジョンでは,犬島,宝伝,久々井地区など臨海地区を海洋リゾートパークと位置づけ,海水浴,研修,滞在などの各種のレジャーが楽しめる拠点としての整備方向が示されています。 久々井地区にヨットハーバーを建設してはどうかという御提言ですが,隣接の牛窓地区には大規模なヨットハーバーがあり,久々井地区にもその必要性があるかどうか。また,自然条件立地条件などを含め,専門家や関係機関,地元関係者等も協議しながら研究してまいりたいと考えております。 以上でございます。 ◎教育長(奥山桂君) 犬島小・中学校廃校後の整備計画を早急にという御指摘でございます。 犬島小・中学校の施設利用につきましては,現状の施設を有効に利用する方向で,現在計画の具体化について関係課と協議をしているところでございますが,御指摘の趣旨を踏まえ,急ぎ検討してまいりたいと考えますので,御理解をいただきたいと思います。   〔20番串田務君登壇〕 ◆20番(串田務君) いろいろと御答弁をいただいたわけでございますが,1点だけ再質問をさしていただきます。 東部地区のごみの焼却場の問題でございますが,今は岡山市は非常事態宣言を出しておるわけでございまして,非常事態とはどんなものか私が言うまでもありませんが,2年間に及ぶわけでございますけど,ぜひとも平成7年と言っておられますが,これにつきましては用地の決定というものを早急にやっていただきたいと。そうしないと東部地区の方が一体どこへ来るんだろうかということで非常に悩んでおられる方もおられるわけでございます。ぜひとも早急にですね,決定をしていただきたいと,このことをお願いをいたしまして,再質問を終わりたいと思います。(拍手) ○議長(花岡薫君) 以上で個人質問を終わります。 つきましては,日程第1の案件はお配りいたしております付託案件表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたします。    ───────────── ○議長(花岡薫君) この際御報告を申し上げます。 本定例市議会において受理いたしました請願及び陳情につきましては,お配りいたしております文書表のとおり,それぞれ所管の常任委員会に付託いたしましたので,御報告申し上げます。    ───────────── ○議長(花岡薫君) この際お諮りいたします。 委員会審査のため,明6月26日から30日までの5日間本会議を休会いたしたいと思います。これに御異議ございませんか。   〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 ○議長(花岡薫君) 御異議なしと認めます。よって,さように決定いたしました。    ───────────── ○議長(花岡薫君) 次の本会議は7月1日午前10時に開きます。 本日はこれをもって散会いたします。御苦労さまでございました。    午後2時8分散会...